スキンケア
スキンケアとは、お化粧で負担がかかりがちなお肌のお世話をすることです。お肌は、もともとは放っておいても皮脂を分泌し、しっとりうるおってぴちぴちした状態を保つ力を持っています。スキンケアが大切と言われる背景には、さまざまなストレスや、特にお化粧などが与えるダメージにより、お肌が本来の力を発揮しにくい環境となっていることがあげられます。自分の肌に合ったスキンケアをするためには、自分の肌の状態や性質を知っておくことが大切です。
スキンケアの基本は、肌に水分をあたえ、必要に応じてクリームやオイルを塗って皮膚から水分が逃げないようにすることです。お肌をストレスから守るという意味では、紫外線によるダメージを防ぐUVケアも大切なスキンケアになってきます。
脂性肌のスキンケア
脂性の人は、顔がテカったり、メイクが崩れやすくなったりします。過剰な皮脂を取り除いて皮膚に水分を補うようにしましょう。化粧水はさっぱりタイプのものを選ぶようにします。脂性の人は化粧水が浸透しづらいのでコットンなどを使用して肌へしっかりなじませるようパッティングをすると効果的です。
乾燥肌のスキンケア
乾燥肌に人は、肌を乾燥させないことが大切なので、クリームやローションを塗って、お肌の水分を皮膚から逃がさないようにすることが必要です。化粧水は保湿効果の高い、しっとりタイプをたっぷり使いましょう。その後乳液を顔全体になじませ、それでもカサつく部分にはさらにクリームを塗って下さい。
敏感肌のスキンケア
敏感肌の人は、パッチテストをきちんと行い、自分に合った成分の化粧品を探すようにします。化粧水、乳液ともに香料など肌へ刺激を与える成分を一切排除した低刺激のものを使用します。また、角質層の機能が低下しているために敏感画だとなっているので、ワセリンやセラミドなどを補いましょう。
スキンケアのベースになるものは、お肌にかかっているストレスを落とす、洗顔といえるでしょう。 お化粧や、細菌、空気中のほこりなどによって、お肌にはたくさんの汚れがついていて、ストレスとなっています。スキンケアとして洗顔をするわけですから、ごしごし洗ってお肌にもっとストレスを与えな いように注意し、たっぷりあわ立てた洗顔料で、お肌に手をすべらせるように洗いましょう。 お化粧をしている場合は、先にメイク落としを使いますが、このときも、ごしごししないように注意が必要です。強い刺激を続けると、お肌はくすんでしまいます。メイクや汚れ、皮脂などは、すべらせるように洗うだけで浮き出てくるので、きれいに落とすことができます。
洗顔の次のスキンケアは、うるおいを与えることです。化粧水を手のひら全体に広げ、お顔全体にしみこませるように馴染ませましょう。何度も重ねづけすると、お肌がしっとりとし、乾燥肌やオイリー肌などのトラブルが改善されて健康になっていきます。スキンケアの最後は、保湿です。化粧水でしっとりしたお肌が乾かないうちに、少量の保湿液を全体に馴染ませましょう。保湿液を使いすぎると、お肌本来が持っている皮脂を分泌する力が弱ってしまい、トラブルが起きやすくなります。